8割程度は落とせます!
市販の黒染めを使って暗くなりすぎた
市販の黒染めでムラになった
ブリーチは使いたくない
記事を読み始める前に
ただ髪の毛を黒くするだけだからと思ったら大間違い。
髪の状態や施術履歴などを考慮しないと黒染めは本当に事故ります。
他のカラーと違って黒染めは一度失敗してしまうと取り返しがつかない場合が多いですが、ある商品を使うことで黒染めを剥がすことができます。
黒染め落としは本当に難しいんです。一発で理想の色に持っていくのは不可能なので、お客様の仕上がりイメージと美容師の仕上がりイメージにギャップがありすぎて終わった時にえっ…となることもしばしば。
お金払っても理想の色にならないなら、もっと安く自分でやっちゃえばいいんじゃない?ってことで今回の記事を紹介していきます。
黒染めで失敗しない為に知っておくコト
セルフで黒染めは落とせるのですが、問題はどの種類の黒染めを使ったかという事。
黒染めを失敗した人には
- 自分で黒染め→失敗
- サロンで黒染め→失敗
の2パターンあります。自分で黒染めをして失敗した典型的なパターンが黒くなりすぎたとムラになったです。
そして美容室で黒染めをして失敗したパターンは思ったよりも明るいという事。
美容院で黒染めをして失敗したらどうするか?
お直しに行きましょう。自分で治すよりもそれが一番の選択です。美容師が断言します。
しかしここで問題なのは自分で黒染めをし、失敗したパターン。市販の黒染めって厄介なんです。
本題に入る前に、市販の黒染めと市販の黒染めの何が違うかを見ていきましょう。
市販の黒染め
市販のものは『黒色』に近い色がカラー剤の中に入っています。
市販のモノは日本全国で老若男女問わずターゲットにしています。もしお客様が黒染めを買って万が一でも染まらなかったら?
それはもちろんクレームになり、会社の信用問題に関わります。なので市販の黒染めは万が一にも染まりが悪いというのを避けるために、必要以上に強く、そして黒く作られています。
黒色は脱色がとても難しいのと、やっぱり黒をやめてまた明るくしたい!と言う時に1回では希望の色になりずらい。そして自然に退色していく事はほぼありません。
要するにとても強力で色抜けしにくいということ。
サロンでの黒染め
サロンのは『黒に見える混合色』を使って黒に見えるように髪の毛を染めていきます。
セルフで黒染めするのと違う事は、サロンの黒染めは黒色に見える色ということ。
真っ黒ではなく、黒色に見えるように様々な色を混ぜて黒色に似せて作ります。
この混合色の黒にすることによって、その後のカラーリングが変わってきます。
黒に見えるレベルの赤、青、茶色は時間の経過とともに抜けていきます。
抜けた後もブリーチをする必要がそこまでなく、通常のオシャレ染めの明るい色を使って脱色することができます。
黒染めで失敗したら黒染め落とし
では本題です。
サロンで黒染めを失敗した人はいつまでもこのページを見てないで早く電話して直してもらってください。
自分で黒染めをして予想よりも暗くなってしまった…って人はこの2つを買いましょう。
この2つですね。
では順番に説明していきます。
黒染めの失敗にティントエスケープが最適なワケ
まずはこの商品が美容院で使われているということ。
この商品の他にもいろいろあるのですが、僕はずっとこの商品を使っていたのでこれをとりあえずお勧めします。
最初に言っておくとこの商品はブリーチでもカラー剤でもありません。
その中間と捉えてもらって大丈夫です。
どんなものかというと、ダメージを極限まで抑えて黒染めのみ落とす事に特化しています。黒染めを落とすには主に2種類。カラー剤とブリーチですが、黒染めに対して使うと以下のようになります。
カラーの場合
カラー剤をを使って黒染めを落とそうと思うと根元の髪が以上に明るくなったにも関わらず、毛先の黒染めは全然落ちてないという状態になります。
ブリーチの場合
下手すると髪の毛溶けます。そして技術必須なので自分でブリーチ使うともう事故です。
根元金髪の毛先赤色ってな感じの地獄を見ます。
ティントエスケープの場合
この商品が神ってるのは、根元につけたとしても明るくならない。黒染めだけ落とせるという事。
つまり自分で使ってもムラにならずに黒染めの部分だけ落とせるという事。
黒染めを落とすためだけにこの世に生を受けたと言っても過言ではありません。
ティントエスケープの使い方
はい、ではティントエスケープとカラーの2剤を手に入れたら黒染めを落としにかかります。
でもすっごく簡単です。
- ティントエスケープと2剤を1:2で混ぜる
- 髪にたっぷり塗る
- クシでひたすらコーミング
- 流して終わり
すっごく簡単ですよね。
1:1で混ぜる
ティントエスケープが50グラムに対して2剤は100グラムの合計150グラムを作ります。
この際に目分量だと最大限の効果を発揮できないので、しっかりとスケールで測ります。
髪にたっぷり塗る
基本的に黒染めのみ落とすので、黒染め履歴が残っている場所にのみつければ大丈夫です。
万が一根元の髪や黒染めしていない所についても明るくならないので大丈夫です。
目安として
- ロング→ティントエスケープ100グラムに対して2剤を200グラム
- ミディアム→ティントエスケープ80グラムに対して2剤を160グラム
- ショート→ティントエスケープ50グラムに対して2剤を100グラム
たっぷりと使っていきましょう。量が足りなかったりするとムラの原因になります。
クシでひたすらコーミング
クシをつかってとかすことによって、ムラになるのを防ぎます。
たっぷりと薬剤を使ってムラなくがセルフカラーでの鉄則です。
流して終わり
梳かし終わったら30分ほど放置し、シャンプーしてトリートメントもして終了です。
ティントエスケープを使う上で気を付ける事
この商品は明るくするためのモノではありません。
あくまで黒染めを落とす商品なので、黒染めをする前の明るさが真っ黒だったら何も変わりません。
黒染め前の明るさが金髪や明るい茶色の状態だったら、このティントエスケープを使うことによって元の明るさに近づけることができます。
完全に元の明るさに戻るわけではありません。
しかし黒染めが強かったりするといくら黒染め落としを使っても赤やオレンジ色になります。
自分で黒染めを落とす事もできますが、落とした後はサロンで全体を一色にしてもらいましょう。
そこをけちるとまたムラになっての無限ループです。
最後に:黒染めの失敗はセルフで治せる!けど…
落とす事だけはできますが、完全に一色にはなりません。
理想的な使い方としては
- 黒染め失敗
- ティントエスケープを使う
- サロンで細かいムラを直す
というような使い方がオススメ。
自分でもできますが、自己責任でお願いします。
やば…黒染めしたら暗くなりすぎたかも…ちょっとこれすぐに直す方法ないかな。