バレイヤージュとグラデーションの選び方は生活スタイルが全てでした。

バレイヤージュとグラデーションって何が違うの?私の髪型、ライフスタイルにあうデザインはどっちだろう、どっちがいいのか全くわかんないや…

バレイヤージュとグラデーションの違いを理解して、あなたに合ったデザインを提案します。

こんな人におすすめ

白髪染めしてるけど明るいカラーもしたい

普通のカラーじゃなんか物足りない

他の人とは違った色味、デザインにしたい

バレイヤージュにしてもグラデーションカラーにしてもやはりメリットやデメリットはありますが、そもそも何が違うのか分かりますか?

これら2つのデザインは比較的幅広い年代の方に楽しんでもらうことができ、白髪が気になる方は白髪染めとの併用ができるのもポイントです。

2つのスタイルに共通して言えることは、ちょっと人とは違ったカラーができるという事。学生さんも職場が厳しい人、ご年配の方までそれぞれがやりたいスタイルを叶えられます。

2つの大きな違いは

  • グラデーションは根元から徐々に明るくなるヘアカラー技術
  • バレイヤージュはグラデーション+ハイライト

というように捉えてもらったうえで、それぞれを細かく見ていきましょう。

目次

バレイヤージュとグラデーションの概要

バレイヤージュとは

バレイヤージュとは美容師によって捉え方は様々ですが、僕は髪に立体感・スジ感を作ることが主な目的だと思っています。

バレイヤージュを語る上でこの立体感・スジ感というのは最大の特徴であって、これがグラデーションカラーとの大きな違いです。

根元から毛先に向かって自然と明るくなりますが、海外のスタイルも日本のスタイルもバレイヤージュはコントラストがはっきりとついているスタイルが多く見られ、アジア人の場合だと地毛を活かした黒色から始まるバレイヤージュが人気です。

上の画像を見ても、根元や中間部分に地毛の黒色が見えると思います。

バレイヤージュは全頭の70%~90%をブリーチし、地毛を少し残すことで全体的には明るいけど立体感も作ることができます。

グラデーションカラー

グラデーションの最大の特徴は中間から毛先に向かって徐々に明るくなる事。僕のイメージではなめらかで柔らかい感じ。


上の画像と比べて根元周りの立体感やスジ感が少ないのが分かると思います。

僕がグラデーションをする際に気を付けることは、地毛から明るくなる場所を極限までぼかすこと。

こうすることでバレイヤージュよりもより自然なスタイルに見え、派手になりすぎないスタイルを作ることができます。

バレイヤージュとグラデーションのメリット・デメリット

バレイヤージュとグラデーションの大まかな違いは分かったかと思いますが、ここからはそれぞれの良い所・悪い所を見ていきましょう。

バレイヤージュのメリット

アッシュやベージュ、シルバーなどのハイトーンと地毛の黒色を活かすことでコントラストをかなり効かしたスタイルにすることができます。

髪の毛をかき上げた瞬間や結んだ際にもフロント、サイドに立体感やスジ状の明るい髪の毛が見えるのでデザインの綺麗さはカラー技術の中でずば抜けて綺麗かなと思います。

それに付け加えて維持が楽というのも見逃せません。基本的には何をしなくても立体感を感じられるように…とブリーチでデザインを作っていくのでストレートスタイルでも綺麗にまとまって見えるの嬉しいポイント。

何もしていないストレートの状態でも立体感を作れるというのは毎朝のスタイリングがかなり楽になりますね。

もう一つはカラーの退色後でもデザインが綺麗に見える事。

ブリーチによってしっかりとデザインを入れていくので、たとえ色味が抜けたとしてもブリーチで作ったデザインは消えません。根元が伸びて、地毛と明るい髪のバランスがおかしくなるまでデザインは残り、カラーシャンプーやカラートリートメントなどで色味を補うことができるのでお金の節約にもなりますね。


バレイヤージュはアッシュやグレージュ、ベージュなどの寒色系だけでなく赤やオレンジなどの暖色系でも作ることはできますが、個人的にはカラーシャンプーなどが充実している寒色系で作ると維持が楽

グラデーションのメリット

グラデーションのメリットは幅広い年代、職業に対応できるという点。

日本の会社(特にOLさん)は髪色に対して厳しい就業規則があり、どうしても明るいカラーややりたいデザインをする事が出来ませんよね。

グラデーションの場合は地毛の比率を多くすることで、結んだ際に明るい髪の毛を隠すことができます。

この画像は3:7(暗:明)の比率で作っています。この地毛の比率を4:7、5:5と多くしていく事で、結んだ時に明るい毛をおだんごなどで隠すことができます。

おだんごを隠す際はこちらのウィッグが被せるだけで楽なのでおすすめ

グラデーションのもう一つのメリットは、普通のカラーリングでも対応できること。

必ずブリーチを使わないといけないわけではありません。

初めてカラーリングする人や、ブリーチは髪の毛の痛みが…という方は普通のカラーリングでグラデーションを作ってみることもできます。

ただ、その際はアッシュなどの綺麗な色味にすることが難しいのでグラデーションカラーというデザインに的を絞って試すこと。一度に全部を叶えることは無理です。

バレイヤージュのデメリット

バレイヤージュはダメージが強い施術になるので、どうしても髪の痛みやパサつきが目立ちます。


ブリーチ無しで作るという事も出来ないわけではありませんが、コントラストが弱くなるためにグラデーションっぽい仕上がりになってしまいます。

髪が溶けるという事はほぼありませんが、ツヤツヤな髪の毛が一番!という人はやめておきましょう。

また、バレイヤージュはとても繊細な技術になるので紫や青などの個性的な色×地毛の黒というバランスは構成上お勧めできません

紫や青、緑などのカラーはとても繊細なので色の定着が難しく、退色後の色はバレイヤージュのデザインと相性が良くありません。

ビビットなカラーを試したいという方はグラデーションカラーや全頭カラーにするのがおススメです。

グラデーションカラーのデメリット

グラデーションのデメリットは、失敗してしまうとプリンのようなデザインになってしまう事。

こればっかりは美容師の責任なので気を付けてくださいと言っても回避できませんが、グラデーションやバレイヤージュなどの難易度はかなり高いです。

安くできるからと言ってモデル料金や、明らかに安い美容室に行くと失敗する可能性も高くなるので注意しましょう。

バレイヤージュとグラデーションはどっちがオススメか

メリット・デメリットが分かったところでバレイヤージュとグラデーションがどのような人、髪に合っているのかをまとめていきます。

グラデーションは維持を楽にしたい人

こんな人におすすめ

毎回根元の白髪染めをしているけど明るいカラーにしたい

仕事で髪を明るくできないけどプライベートの時は明るい髪を楽しみたい

グラデーションカラーはデザインの構成上、繰り返し根元のリタッチが可能になります。

グラデーションは根元から徐々に明るくなるブリーチ技術なので、根元から3~5センチは新生毛を維持します。この新生毛の部分は白髪染めを使ってもグラデーションのデザインに全く影響ありません。

たとえ新生毛が伸びてもグラデーションのバランスは崩れない為に根元が暗くてもグラデーションのデザインは楽しむことができます。

仕事の都合上、明るい髪が難しいのであれば比率を5:5くらいにして仕上げると結んで明るい所を隠すことができます。その際はおだんごウィッグなどを使うといいですね。

グラデーションの維持の仕方

よくある質問です。ブリーチは何度もやってしまうとダメージが酷い事になるので、できるだけダメージを少なくして回数も極力減らすことが大切です。

最初は2:8(暗:明)ほどの比率でグラデーションを作り、6か月後にまた根元の方だけブリーチでリタッチするという方法がおすすめです。

バレイヤージュはオシャレを楽しみたい人

こんな人におすすめ

自然に立体感をだしたい

巻かなくても綺麗に見える髪色が良い

バレイヤージュはデザインの関係で根元のリタッチを頻繁にすることができません。してもいいのですが、どうしてもデザインが崩れてしまうのでおススメはしません。

会社などで髪色の規則が無い、白髪染めを毎回する必要がないという人にはもってこいのデザインですね。

色抜けは早いですが、カラーシャンプーやトリートメントを使うことで色味も自分で維持することができるのもポイント。

バレイヤージュの維持の仕方

基本的なブリーチダメージに関する考えはグラデーションの場合と同じで、放置できる最大の期間はやはり6カ月ほどです。4~6カ月経ったら根元の方だけブリーチでリタッチをする事でまた綺麗なバレイヤージュデザインを復活させることが可能です。

最後に:バレイヤージュとグラデーションの違いは

バレイヤージュとグラデーションの違いは大きく分けて

  • デザイン
  • できる色味

そしてそれぞれオススメな人は

  • グラデーションは白髪染めをしている人やビビットな色を試したい人。
  • バレイヤージュはオシャレや流行に敏感な人、ストレートでも綺麗なデザインを得たい人。

どちらにせよダメージと色の抜け具合は思ったよりも酷くなる可能性があります。

しっかりとカラーシャンプーやカラートリートメントを使って綺麗に髪色を維持していきましょう。

[kanren postid=”399″ labeltext=”あわせて読みたい”]

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる