料金が安いサロン、高いサロン。
美容室の値段ってピンキリですよね?数ある美容室の中からなぜそこのサロンを選んだのか。
- 友達が紹介してくれた。
- サロンが自分の好きな雰囲気だ。
- 美容師さんが有名or気に入っている。
など、たくさんの理由があるとは思いますが1つの理由として値段があると思います。
美容室の種類は今増えている
僕は最初俗に言う有名店で5年ほど働いていました。その後オーストラリアへ行き、帰ってきて原宿、表参道にあるサロンで2年働いたのちにまたオーストラリアへ戻りました。
大きく分けて3種類の美容室に勤めてきたわけですが、今回は美容室の形態や、料金の違い、メリットとデメリットについてお伝えしていこうと思います。
有名な美容室
東京や大阪、日本の主要都市で生活している方が『あぁ、そのサロンの名前聞いたことある』って思ったらそのお店は有名店でしょう。
それらのお店はやはり立地が良い場所にあることがほとんどで、月の家賃は軽く3桁を超えます。
そして家賃の高さに比例してお客様に頂く金額も大きくなってしまいます。では高い料金を払うことに対して、有名店が優れていることはなんでしょう。
有名店の強み
技術 接客 人柄
この3つがズバ抜けています。
- お客様から高額な金額を頂く事に対して当たり前とは思っていない事。
- 少しでも満足していただけるように最善の手を打ち研究し続ける事。
- 美容師という仕事をしていて本当に楽しそうに見える事。
少しでもお客様が満足しなかったら料金を頂く事は出来ないため、常に最新のスタイルにアンテナを張り技術を磨いています。スタッフ一人一人の意識が高く、それぞれが練習し技術を高めあっています。
持ちの良いスタイルや再現性の高いカット、本当に本当に細かいとこまで考えている美容師さんが多いです。この人科学者なんじゃないの?って思った事もよくあります。
スタッフの言葉遣いや話題、1つの行動に対しても厳しく先輩が見ているためにお客様は安心感と快適さを受けることができるかなと思います。
個人的に思う事は職人気質の美容師さんが多いと思います。
決して安くはない料金を払う代わりに、絶対的な技術と安心感を得ることができます。
ただデメリットとして
- 人が多すぎる
- 担当美容師さんがすぐ他の所へ行ってしまう
- 高級感がありすぎて入りにくい
ということもあります。
地域密着型美容室
いわゆる普通の美容院はこの地域密着型のサロンに当てはまるかなと思います。
特に商店街やショッピングセンターの中にあるような美容室は地元の人たちに支えられて経営が成り立っています。
地域密着型サロンの強み
このサロンの特徴に関しては
- サロンによって、あまり立地が良いとは言えないところにある。
- 値段も高すぎず、安すぎず。
- 比較的マダムやお母さん、子供が多い。3世代に渡ってご来店されることもしばしば。
ということです。
僕が個人的にオススメしたいのはこの地域密着型のサロンです。
有名店に通うということは安心と丁寧な接客を受けれるということがメリットになってきますが、少しばかり疲れてしまうことがあります。
しかしこの地域密着型サロンだと
- 働いている美容師さんも少なく、濃いコミュニケーションが取れる。
- 家の近くにあるので気軽に行ける。
- 席数が少なく、雰囲気に疲れない。
- 技術もうまい!
有名人やモデルさんは来ませんが、大きなサロンに負けないように独自の技術や理論を持ち、それを武器にしているサロンが多いです。
ご年配の方に対してのパーマ技術がずば抜けているたり、グラデーションカラーやバレイヤージュなどのカラー技術に特化していたり様々な形で営業しています。
そしてお客様との距離が近いので結構フランクに話す人たちが多いのかなと思いました。
『今度サーフィン行くんだけどよかったら一緒に行く?』
とか
『ジャガイモ安かったから買ってきたけど食べきれないから食べて!』
みたいな。
僕はこっちの方が人と人が接しているという感じで好きです。
大きな店ほどブランド力はないけど、技術や理論はかなりしっかりしている人が多い。気を張らないで毎回安心して髪の毛を任せたい人にオススメ。
値段の安い美容室
カットとカラーで3000円!トリートメントもついてます!
とか
カット2500円!
とか。立地が良いにも関わらず、そんな感じの値段でやっているところです。
正直僕も働いていてとてもお世話になったので愚痴や悪口を言うつもりはありませんが、お客様にとって良いサロンなのか?と言われたら僕は分かりません。
安いサロンはお客様にとって良いのか?
カラー剤やパーマ剤をはじめ、お薬は確かにいいものを使っています。
しかしその薬を100%いかせているのか?答えはNOです。
お客様から頂く料金が安い
⇩
時間をかけていると売り上げがでない。1人あたりにかける時間を早くする。
⇩
仕上がりよりもスピードを。
こうなります。
ではここで簡単に1つ例を挙げてみましょう。
あなたは美容室に初めて行きました。希望のスタイルにするために…
カラーの適切な放置時間をご存じですか?
パーマの適切な処理方法をご存じですか?
縮毛矯正の正しい手順をご存じですか?
これらを答えられるのであれば値段設定が安いサロンに行って、あなたが詳しく説明すれば美容師側もその通りにやってくれるでしょう。
しかし分からない場合、行くのはやめた方がいい。
時間を少しでも節約するためにカラーやパーマ、ストレートの手順を省略することは日常茶飯事です。
しかし仕上がりはいたって普通ですし、綺麗な場合がほとんどです。しかし見えないレベルで髪の毛はかなり痛んでいます。
もうこればっかりは価値観や、サロンに何を求めているかにもよりますが、本当に髪の毛を綺麗にしたいのであれば僕はあまりオススメできません。
もちろん全部が全部オススメできないわけではなく、中には本当に尊敬できる人たちもたくさんいます。
僕の技術や考え方を変えてくれた先輩方もいます。
その一部の素晴らしい技術や考えを持った美容師に当たるまでに失敗するリスクが多いということです。
まとめ
有名店や地域密着サロン、値段の安い店にそれぞれ違いはあるが、自分が何を求めているかによる。
とにかく安く、根元のリタッチをしたい!少しだけメンテナンスをしたい!
⇩
値段の安いサロン
定期的に通えて、私の理想を分かってくれる!
⇩
地域密着型サロン
非日常感や絶対的な技術、最高のおもてなしを体験したい
⇩
有名店
ここだと書ききれない…美容師側からすると当たり前だけど、お客様側からすると分からない事ってたくさんあると思う。
自分の目的を明確にして、美容室は選びましょう。
コメント