黒染め落としは3種類!バレイヤージュやハイライトは可能か?

3月も中旬から終り頃になると急激に増えてくる、黒染め落とし。

高校生の子たちが夏休みや冬休みの間に黒染めを繰り返し、高校生活が終わると同時にみんな解放され明るくしようとします。

そう、この時期は毎年高校を卒業した女の子たちが美容室に一斉にいらっしゃる時期です。

そして毎度繰り返される攻防戦、それが黒染め落とし…!

僕が高校の頃は髪の毛を染めるなどというおしゃれなことはしていなかったのですが、都会の女子高生達は美意識が高く、好奇心も高く髪の毛を染めている子が多いですね。田舎から上京した時はおしゃれな高校生ばかりで吹き出しそうになった覚えがあります。

この黒染めはとても厄介で、ワクワクしながら美容室に来たものの泣く泣くお断りさせていただくか、希望のスタイルが変わるということもよくあります。

前に黒染めのことについて書いたので黒染めについてはこちらをご覧になってください。

黒染めで失敗したくないならこれを見る!デメリットが〇個も!

それでは、今回は黒染めを落とすということに焦点を当てて一緒に見ていきましょう

目次

黒染めを落とすには4種類!

  1. 通常のおしゃれ染めを使う
  2. 何もしない
  3. ブリーチを使う
  4. 脱染剤を使う

では、この4つをダメージ具合と一緒に見ながら一つずつ見ていきましょう

通常のおしゃれ染めを使う

アルカリカラーと呼ばれるものですね。

普通の美容院でカラーをするという時はこのおしゃれ染めを使います。

しかしながら、黒染めをした髪の毛に対してこのおしゃれ染めを使っていくとほとんど明るくなりません。ってか変わりません。

もしこのおしゃれ染めで明るくしていくという場合、長い時間をかけることになります。

2ヶ月に1回カラーをしたとして、12レベルまで持っていくには1年ぐらいはかかるのではないでしょうか。

しかしはダメージ具合は他の方法に比べて一番少ないので、今すぐではなくとも長い目で見てダメージが少なく、明るくしていきたいという方にはお勧めです。

しかしほとんどの場合この方法で明るくするという方はいないと思います。理想の髪色にするためにかなりの時間がかかってしまうのと、完全には明るくならないからです。

何もしない

これ、究極の方法ですよね。

黒染めというものは少なからず自然に退色していきます。

今は黒色だとしても、時間が経つにつれすこーしずつ明るくなってきます。

明るくなった際におしゃれ染めでまた明るくしていくと言う方法ですね。

一緒に縮毛矯正やパーマをしたい方は、カラーリングはひとまず置いておいて、先に縮毛矯正やパーマをするという方法もあります。

他の施術することで、また少しだけ黒色は抜けていきます。

ただ、これも時間があまりにもかかりすぎるのであまり選ぶ人はいません。

ではここからは本命のブリーチと脱染剤について見ていきましょう。

ブリーチ

ブリーチは御存知の通りかなり明るくなります。

しかし黒染めをした髪の毛にブリーチをしていくと、赤色やオレンジ色が強く出てしまいます。そして根本の髪の毛に対しては強くブリーチが反応するので中間〜毛先よりもかなり明るくなってしまいます。

そうです、逆グラデーションです。

結果としてその上からカラーリングをするので、明るく色味の綺麗な仕上がりになるのですが1ヶ月後2ヶ月後に色が抜けた際はかなりのムラになることが予想できます。

とはいえ全頭をブリーチする必要はありません。最近でいうと地毛を活かしたバレイヤージュやハイライトがかなり流行っています。このようなカラーリングの場合、根元の髪の毛4~5センチほどは真っ黒でも構いません。

バレイヤージュの利点としては根元が伸びてきてもわかりずらいということなので、黒染めをしている方に対しても有効であるといえます。

しかしながらブリーチ一回目ですとどうしてもオレンジっぽくなってしまうので、仕上がりの色味に特にこだわりが無い方や計画的にバレイヤージュを育てれる方に向いています。

脱染剤

これは知らない方が多いかとは思いますが、簡単に言うと黒染めの成分だけを落としてくれるというものです。

なので無駄に明るくならず、根元の新しい髪の毛と黒染めをした部分の境目をきれいに出すことができます。

境目を見ながらカラーを塗ることができるので、ムラになることはほとんどありません。

ダメージに関してはおしゃれ染めの1番強い薬剤と同じぐらいだと思っていただくといいと思います。

ブリーチで黒染めを剥がしていく際にはバレイヤージュやハイライトをお勧めしていますが、こちらの脱線剤の場合は全頭の黒染めをはがしたい方に向いています。

地毛と既染毛の境目を出すことがメインなので、全体をハイトーンにする必要が無い方や、ムラをなるべく無くしてカラーをしたい人に向いています。

料金に関してはブリーチと同じ料金で設定しているお店がほとんどだと思います。

まとめ

ほとんどの場合、黒染め落としをするときは脱染剤を使うか、ブリーチを使うかの二択になります。

ブリーチは絶対に嫌だという方でもスタイルによってはブリーチをお勧めすることがあります。

もし地毛の黒を活かしたグラデーションにしたいという場合

中間から毛先にかけてブリーチでデザインを入れる

その上から色味をかぶせる。

どうしても赤味やオレンジ色が出やすいので、かぶせる色は赤がオススメ。

そうするとこのような綺麗なグラデーションを作ることもできます。

このカラーはブリーチでデザインを1回入れて、その後に赤をかぶせただけです。

地毛の黒にうまくなじんで綺麗なグラデーションになっています。

また、脱染剤の場合はあくまでも新しい髪の部分と黒染めをしていた部分の境目を出すという薬なので、明るくはなりません

しかし、髪の状況や履歴に問題がなければこの程度まで色味を入れる事も可能です。

かなり濃いアッシュを入れているのですが、色味が抜けてきたとしてもそこまで赤味は気にならないと思います。

そして黒染めの成分はほとんど取れているので、次回以降は通常のおしゃれ染めで明るくしたり色味をしっかり入れたりすることができます。

黒染めってホントに厄介な存在なんです。。

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